情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
愛着のあるキャラクタによる自然な販促支援を目的とした食品ラリーARコンテンツの開発
著者
  • 藤井 琉成(福知山公立大)
  • 藤井 叙人(福知山公立大)
アブストラクト
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マーカー型ARは現在,商品に付加価値を与え,消費者に特別な体験を提供し,ロイヤリティを向上できるといったメリットから,様々な食品において販促支援を目的とした活用が行われている.しかし食品にマーカー型ARを活用した多くの事例において,話題性はあるものの,その体験の中で関連商品の直接的なPRを行うことによるリピート購入の促進や,対象商品に関するアンケートへ誘導するといった販促支援は行われていない.そこで本研究では,そういった販促支援を自然に不快感無く行うことが出来る食品ARコンテンツを実現するために,「愛着のあるキャラクタとともに過ごす」という要素に注目した「食品ラリーコンテンツ」を開発し,その有用性の検証を行った.その結果,商品アンケートの回答への誘導や関連商品のPRを,それに伴う煩わしさを軽減しながら効果的に行えることが示唆された.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
2A-14
ページ
691-696
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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