情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
ARとロボットを用いた美術鑑賞体験の時空間的増強
著者
  • 長坂 有美(埼玉大)
  • 鈴木 亮太(埼玉大)
  • 小林 貴訓(埼玉大)
アブストラクト
説明画像

美術館は,美術品を鑑賞できるという点以外にも,現地に実際に足を運んだり,目の前に美術品があったり,誰かと一緒に来館し体験を語り合ったりなど,体験を得られるという価値がある.本研究では,美術鑑賞体験の増強をするために,過去の,ARで「目の前に実物があった」という体験と,対話ロボットで「誰かと一緒に見に行き,感想を語り合った」という体験を,適切なタイミングで追体験させ,現在の体験と過去の体験を結びつける手法を提案する.実験により,ARと対話ロボットを用いて追体験を行うことで,従来の美術鑑賞と比べて,過去の体験と現在の体験の記憶が強固なものになるということが分かった.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
2B-31
ページ
764-769
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
E-mail