情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
異性アバタを用いるVTuberにおける音声加工の有無の印象評価の検討
著者
  • 呉 健朗(日大)
  • 越後 宏紀(ソフトバンク)
  • 新井 貴紘(NTTドコモ)
  • 富永 詩音(ドワンゴ)
アブストラクト
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YouTubeやニコニコ動画,Twitchなどの動画配信サイトで自身の作成したコンテンツを投稿することが容易になってきている.投稿される動画の配信スタイルも多様であり,我々は特にVTuberとして配信することに着目している.VTuberの配信を視聴すると,配信者の声の出し方の違いに気づく.例えば,男性が女性のアバタを用いる際には,ボイスチェンジャを利用して容姿だけでなく自身の声も女性に近づけるような配信者もいれば,自身の地声をそのまま使用する配信者もいる.あるいは,VTuberとしてデビューをした直後はボイスチェンジャを用いていたが,途中から使用をしなくなるケースも存在する.しかし,このように多種多様な声の出し方がある一方で,我々が調査した限りでは,VTuberとして配信を行う際に,どのような声を用いればよいか検証を行っている事例は存在しなかった.この状況を鑑み,VTuberが配信を行う際に使用する声が視聴者に与える影響を調査を行ってきた.先行研究では男性が女性アバタを用いて配信する場合における視聴者からの配信者・コンテンツへの印象の評価を行ってきた.本研究では女性が男性アバタを用いて配信する場合の検証方法とその分析方法について検討を行ったことについて報告する.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
2P-75
ページ
956-959
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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