情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
回復期に運動を楽しく継続するためのリハビリ器具デザインの検討
著者
  • 前島 楽々子(東京電機大)
  • 山本 景子(東京電機大)
アブストラクト
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リハビリには,治療が終わり日常生活に必要な動作を獲得するステージである「回復期」という時期がある.この時期のリハビリは患者の機能回復と生活の質向上に不可欠である.しかし,この時期のリハビリ治療は患者のモチベーションの低下や運動の退屈さが問題となっている.回復期の前の急性期と呼ばれる期間では自然回復による機能の回復が著しく行われるため,急性期と回復期の機能回復率の差によってモチベーションの低下が引き起こされるのである.そこで本研究では,患者の回復期におけるモチベーションの維持に焦点を当てた楽しく運動できるリハビリ器具のデザインを検討する.握力グリップを楽器に見立ててモチベーションの維持を図り,リハビリを効率的に行えるようなシステムを提案する.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
2P-97
ページ
1053-1054
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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