情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
ロボットの視線回避が応答時間の知覚に与える影響
著者
  • 佐藤 巧馬(立命館大)
  • 高橋 治輝(立命館大)
  • 松村 耕平(立命館大)
アブストラクト
説明画像

人どうしの対話において,視線は重要な非言語コミュニケーションとして用いられる.特に,視線を逸らす視線回避行動は発現が言い淀んだときや流暢でないときに頻繁に行われる.本研究では,人間とロボットのインタラクションにおいて,ロボットの視線回避行動がユーザの知覚にどのような影響を与えるかを調査した.予備実験では,より視線が逸らされていると感じる目の表現を探索するため,3種類の目の表現を用意し比較した.本実験で実際にユーザとロボットを対話させた結果,ロボットの瞳の動きによる視線回避の表現では不十分で,頭部を動かすことでロボットのシステム遅延時間を短く感じさせる可能性が示唆された.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
3B-20
ページ
1155-1160
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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