情報処理学会 インタラクション2024

遠隔会議では，参加者が顔出しを行わずコミュニケーションが円滑に行えないことがある．そのため，顔出しの抵抗を軽減しつつ，円滑にコミュニケーションが取れる表示法を提案することは有用である．そこで，筆者らは表示部位と表示効果をリアルタイムで変更し，既存のアプリケーションに適用できるシステムを作成した．表示できる部位は顔全体，口と目であり，表示効果はぼかし加工，遅延，大きさを変更できる．本研究では，効果的な遠隔会議体験の構築に向けた提案を行うため，作成したシステムを用いて，表示映像における身体所有感と操作主体感を調査した．