情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
ロボットはどうやってユーザとの対話を終わらせるべきか: 終了の予告タイミングからの検討
著者
  • 牧野 倫太郎(立命館大)
  • 松村 耕平(立命館大)
  • 高橋 治輝(立命館大)
アブストラクト
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なんらかのサービスを提供する1台のロボットが効率よく人に対応するためには,ひとりの人間との対話に長々と時間を使うのではなく,適度なタイミングで対応する相手を切り替えていくことが必要である.この切り替えのための方法の一つとして,ロボットの側から会話を主体的に終了する仕組みが考えられる.しかし,ロボットが一方的に会話を終了するとき,人は不快に感じることがあるかもしれない.本研究では,ロボットから会話を終了する目的で終了の予告を行うとき,どのようなタイミングで告知をすれば良いのかについてクラウドソーシングによって調査した.結果,会話終了の事前予告が,予告を行わない場合と比較して,ロボットからの会話終了において良い印象を与えることが示された.また,予告のタイミングに関して,会話の早い段階で予告することが好ましいことが明らかになった.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
3B-58
ページ
1309-1314
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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