情報処理学会 インタラクション2024

ライブにおける「推し」を応援する体験は，応援する対象の魅力のみで決まるわけではない．応援する対象を囲む聴衆もまた大きな要因であり，聴衆の動きや感情が伝播することでライブにおける体験性が高まる．すなわち，共に応援する聴衆の存在を感じてこそ，実際のライブに近い高い没入性がある．本研究では，二次元のキャラクタと三次元のロボットを組み合わせたロボットライブシステムを提案し，ユーザーのペンライトの振り方が周囲のロボットやCGの観客に影響し，より強い一体感を感じさせることで，実際のライブに近い高い没入性を感じさせることが出来ると考えた．今回の発表では，我々の開発したシステムのプロトタイプの概要と期待する効果を説明する．