情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
歩くと感じる「ぶるぶる」ビジョン-振動刺激に基づく空間知覚の特性評価-
著者
  • 菊地 裕貴(東京電機大)
  • 佐伯 瞭(東京電機大)
  • 下川 隼輝(東京電機大)
  • 戸塚 海太(東京電機大)
  • 森田 慎一郎(東京電機大)
  • 東 孝文(東京電機大)
  • 小林 春美(東京電機大)
  • 武川 直樹(東京電機大)
  • 中村 明生(東京電機大)
アブストラクト
説明画像

我々は歩くことによって生じる障害物との距離の変化・差分から振動刺激を生成する視覚障がい者向け振動視覚システム(Vibro-eyesight by Walking; VieW)を開発している.類似の先行研究として,障害物との距離値から直接振動刺激を生成するElectronic Travel Aids (ETAs)が知られている.本研究では,提案システムVieWと従来型ETAsを実装し,歩行実験を通して空間知覚に関する知見を得ることを目的とする.歩行時正面壁面定位と通路歩行の2種類の課題を設定して歩行実験を実施し,歩行中の位置姿勢のデータ,映像データ,歩行中の発話データを取得するとともに,歩行試行後に実験協力者に歩行のしやすさ,安心感などの印象について質問調査を行った.実験の結果,VieWの認知的特性の知見が得られるとともに,今後のシステムの改善課題の明確化ができた.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
3C-68
ページ
1348-1353
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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