情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
アバタを利用した相談場面における話しやすい外見の評価
著者
  • 山崎 颯汰(阪大)
  • 酒井 和紀(阪大)
  • Hamed Mahzoon(阪大)
  • 石黒 浩(阪大)
  • 吉川 雄一郎(阪大/JST)
アブストラクト
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近年,メンタルヘルス支援に注目が集まり,そのアプローチの1つとしてアバタを利用したカウンセリングがある.本研究では,アバタを活用したカウンセリング場面における,話しやすい外見のアバタの調査を行う.アバタの外見の要素として,年齢,性別,頭身に焦点を当てた.被験者は提示される話題を相談する場面を想像し,用意された24のアバタの話しやすさをそれぞれ評価した.結果から,相談相手として話しやすいと評価されたアバタの外見は,高齢の外見をしたアバタ,女性の外見をしたアバタ,頭身が小さいアバタであった.また,自分が使うアバタとして話しやすいと評価されたアバタの外見は,高齢の外見をしたアバタ,同性のアバタであった.この結果はカウンセリングシステムにおけるアバタデザインへの貢献を示すものとなった.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
3P-75
ページ
1382-1387
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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