情報処理学会 インタラクション2024

クローラクレーン等の屋外作業機械では、転倒･過挙動等の危険事象を未然に防止するため、効果的な安全システムの構築が求められる。そのための設計開発環境として、VR技術を用いた荷役等作業シミュレータの活用は有効と考えられる。本研究では、建設現場に存在する資材の追加や、光と影の描写の高度化を行い、視界の現実感の向上を目指す。さらに、荷役作業シミュレーションを行い、視覚に関する生体特性を測定することで、VR空間内の視界の現実感が機械操作者の疲労や操作特性に及ぼす影響を考察する。