情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
規矩術における部材の3次元理解を支援するツールの開発と評価
著者
  • 高山 祥英(はこだて未来大)
  • 森下 有(東大)
  • Unlu Hande(東大)
  • 菅原 雅重(社寺設計建築 おかげさま)
  • 吉田 博則(はこだて未来大)
アブストラクト
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宮大工に必要な技能・技術のうち規矩術は,屋根に使う部材の切断部分に差金を用いて線を引く作業である.従来は屋根の勾配を表した図を作成して学ぶが,空間を把握し,イメージできる能力が強く要求され,習得には長い期間を要する.そこで,屋根の勾配情報と断面形状をもとに屋根の3次元モデルを表示し,ユーザが自由にディテールを確認できるようにする.また,勾配を変化させたときに墨付けの位置がどのように変化するかを見せることで,墨付けの仕方の理解を促進させる.その上で,宮大工熟練者や初学者には都度ツールを使って評価してもらいながら開発を進める.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
3P-92
ページ
1462-1464
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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