情報処理学会 インタラクション2024

文献情報

タイトル
ChatGPTとタブーゲーム:英語スピーキング力向上のためのシステムの提案
著者
  • ピタクスワン モンティーラー(立命館大)
  • 村上 陽平(立命館大)
  • 元澤 海月(立命館大)
  • 西村 一球(立命館大)
アブストラクト
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外国語の修得において,リスニング,スピーキング,リーディング,ライティングの4つの言語スキルを均等に向上させることは不可欠である.特に,効果的なコミュニケーションのためにはスピーキングが至上の重要性を持つが,このスキルを実践する機会を見つけることは困難である.本論文では,日本の学習者が英語のスピーキングと発音を高めるためにChatGPTを活用した単語当てゲーム(通称「タブー」)を提案する.研究は進行中のシステムデザインと予備実験を提示し,参加者からのフィードバックを報告する.質的な結果から明らかなように,本システムを使用することでユーザーは新たな語彙を習得し,英語のスピーキングスキルを向上させることができる.異なる語彙を探索すると同時に,発音の誤りがないかを確認することも可能である.ユーザーはまた,システムに対して直接スピーキングの練習を行う際に比べて,より楽しい経験と低減された不安感を報告している.ただし,現行のシステムは発音に関するフィードバックの提供が不可能である.この制約に対する改善策は今後の開発の焦点となる予定である.本研究はChatGPTおよび単語当てゲームを外国語のスピーキング練習に組み込む可能性についての深い洞察を提供し,言語習得における学習者が直面する一般的な課題への取り組みに示唆を与える.

雑誌名
インタラクション2024論文集
© 2024 情報処理学会
論文ID
3P-96
ページ
1475-1478
発行日
2024年2月28日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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