文献情報
タイトル | |
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AR入力デバイスとしての身体装着型トラックボールの検討 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
拡張現実感(Augmented Reality; AR)におけるインタラクションを実現するインタフェースとしてハンドジェスチャやウェアラブルデバイスなどによる入力手法が研究されてきている.ARは身体を活用したインタラクションが必要となる点において,速度と精度だけでなく社会的受容性にも配慮されたインタフェースが求められている.本研究では小型かつ身体に装着できるデバイスとして小型の中指装着型トラックボールに注目する.身体装着型トラックボールはx,yの2軸だけでなく,回転操作のような3次元的な操作も可能であるためARでの利用に適しているのではないかと考えた.本稿では身体装着型トラックボールを使用することの有用性と実用性について調査するため,身体装着型トラックボールを含む3種類の入力手法の比較実験を行った.その結果,身体装着型トラックボールは既存手法に対し補完的な入力を提供し,球を転がす触覚フィードバックやユーザの指の大きさに依存しないデバイスの特性がARでのインタラクションにおいて有用な操作方法である可能性が示唆された. |
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雑誌名 | |
インタラクション2024論文集 © 2024 情報処理学会 |
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論文ID | |
INT24008 | |
ページ | |
68-77 | |
発行日 | |
2024年2月28日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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