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インタラクション2008は閉会いたしました.発表者,参加者の皆様の御協力に 感謝いたします.またインタラクション2009でお会いしましょう.
来年のインタラクション2009は,2009年3月5日(木)〜6日(金),学術総合センター /一橋記念講堂にて開催予定です.
入賞
ベストペーパー賞
- 人の印象形成におけるキャラクタ瞬目率の影響:高嶋和毅(大阪大),大森慈子(仁愛大),吉本良治(シャープ),伊藤雄一,北村喜文,岸野文郎(大阪大)
インタラクティブ発表賞 (1日目)
- 一枚の紙束(TABA): 電子ペーパの未来に向けたフリップインタフェース
光永 法明,米澤 朋子,田近 太一(ATR) - Orpheus: 歌詞の韻律を利用したWebベース自動作曲システム
米林 裕一郎,中妻 啓,西本 卓也,嵯峨山 茂樹(東京大) - こめかみスイッチ:瞬きパチパチでスイッチカチカチな常時装用入力装置
谷口 和弘,西川 敦,宮崎 文夫(大阪大) - 文字認識「する側」と「される側」を歩み寄らせるインタフェース
篠原 祐樹,宮下 芳明(明治大)
インタラクティブ発表賞 (2日目)
- 生物感提示装置
橋本 悠希,梶本 裕之(電通大) - 広視野角なレンズアレイの提案による箱形立体ディスプレイの検討
Lopez-Gulliver Roberto,吉田 俊介,矢野 澄男,井ノ上 直己(NICT) - 腹部を通過する仮現運動を利用した貫通感覚提示
渡邊 淳司(JST/NTT-CS研),福沢 恭(東京工芸大),梶本 裕之(電通大),安藤 英由樹(NTT-CS研)
概要
コンピュータシステムは,与えられた命令に対してバッチ処理を実行し結果を返すブラックボックスから,人間がおこなう行為に対してリアルタイムで計算結果を表示したり,人間が外在化表現をおこなったり,また人間同士のやりとりを媒介したりするメディアとして発展してきました.このような,人間と深く関わる情報技術に係る諸問題を解決するためには,人間とシステムとの間のインタラクション,また人間同士のインタラクションという観点から,問題に対峙する必要があります.
1997年以来毎年開催されている「インタラクション会議」は,ユーザインタフェース,CSCW ,可視化,入出力デバイス,仮想/拡張現実,ユビキタスコ
ンピューティング,ソフトウェア工学といった計算機科学,さらには認知科学,
社会科学,文化人類学,メディア論,芸術といった人文科学の,研究者および実務者が一堂に介し,インタラクションに関わる最新の技術や情報を交換し議論する場を提供してきました.昨年度のインタラクション2007においては過去最多の667名の参加者がありました.インタラクションに関する研究の重要性および成果へのニーズは引き続き増加の途にあると言えます.
「インタラクション2008」は,人と人,人と機械との間のインタラクションに関わる,理論,モデル,技術,応用,評価手法に関する研究を募集します.
会議は,第一線で活躍が期待される国内外の研究者によるキーノート,および厳正なる査読を経て選ばれる,一般論文講演とインタラクティブ発表から構成されます.インタラクティブ発表は,実システムのデモやポスターを中心とした,発表者と参加者との双方向的なコミュニケーションを可能とする発表形態です.プログラム委員会によって推薦された優秀な発表論文には賞の授与および論文誌への推薦をおこないます.また,優秀と認められたインタラクティブ発表には、インタラクティブ発表賞を授与します.
対象分野
人と人工物,および人工物を介した人と人のインタラクションに関する- インタラクティブシステム基礎(理論,デザイン,モデル,構成, 評価技法等)
- インタラクティブメディア(デザイン,アート等)
- インタラクションの要素技術(マルチモーダル,言語,感性情報,グラフィクス,アニメーション,エージェント,バリアフリー等)
- インタラクティブなハードウェア(ウェアラブルコンピュータ,モバイルコンピュータ,ロボット,入出力デバイス等)
- マルチユーザインタラクション(グループウェア,CSCW,Web,組織知,コミュニティコンピューティング等)
- インタラクティブシステムの応用(教育,福祉,エンタテイメント,ユビキタス,創造性,電子商取引,ヘルプデスク等)
主催
情報処理学会 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会 (HCI)
情報処理学会 グループウェアとネットワークサービス研究会 (GN)
情報処理学会 ユビキタスコンピューティングシステム研究会 (UBI)
協賛