発表・投稿形式
インタラクション2009 では,インタラクションに関する他で未発表の研究成果を広く募集します.ジャーナル,国際・国内会議を問わず,査読付論文とし て発表された,あるいは投稿中のものは既発表と見なしますが,既発表論文と内容上の差分が明確に認められるものについては投稿を歓迎します.- 一般講演では,主にインタラクティブシステムやインタラクティブアートの理論,設計,実験方法,評価,実践事例について,研究の位置づけや既存技術で解決できなかった課題を明確にし,課題解決のための考察や提案手法の有意性を議論する目的で,大ホールで数百人を前にした15〜20分程度の登壇発表,および5〜10分程度の質疑応答をおこなうことがふさわしい論文を採録します.
論文誌などと異なり,講演件数に限りがあるため,応募論文中で下記の点において相対的に優れた論文を採録します.また,シンポジウムで取り扱う話題のバリエーションを確保するため,分野によって採録基準の重み付けが異なる場合があります.
- アイディアの新規性・独創性・将来性
- 提案研究・技術を応用した場合の意義
- 提案する理論・論理の合理性
- 実験方法や評価方法の妥当性
- そのほかシンポジウム参加者に有意義な知見を与える可能性
採否は上記の視点にて総合的に判定します. ただし1点のみにおいてでも極めて優れていると認められる場合には採録とする場合があります.
個々の採録基準については,投稿された論文の全体状況,シンポジウムのあるべき姿,インタラクション研究に関する時代の趨勢・要請を勘案しながら,講演プログラム委員会・インタラクティブ発表プログラム委員会において決定します. - インタラクティブ発表では,主にインタラクティブシステムやインタラクティブアートの完成品または試作品について,ブース形式で数百人の参加者に体験してもらい,その手法,設計思想も含めて2〜3時間のセッション中に対話的に議論することがふさわしい論文を採録します.
論文誌などと異なり,講演件数に限りがあるため,応募論文中で下記の点において相対的に優れた論文を採録します.また,シンポジウムで取り扱う話題のバリエーションを確保するため,分野によって採録基準の重み付けが異なる場合があります.
- アイディアの新規性・独創性・将来性
- 提案研究・技術を応用した場合の意義
- 提案する理論・論理の合理性
- デモの完成度
- 発表時に対話的議論が喚起される潜在性
- そのほかシンポジウム参加者に有意義な知見を与える可能性
採否は上記の視点にて総合的に判定します. ただし1点のみにおいてでも極めて優れていると認められる場合には採録とする場合があります.
個々の採録基準については,投稿された論文の全体状況,シンポジウムのあるべき姿,インタラクション研究に関する時代の趨勢・要請を勘案しながら,講演プログラム委員会・インタラクティブ発表プログラム委員会において決定します. -
ポスター発表では,一般講演発表に準ずる内容を,2〜3時間のセッション中にポスター形式で数百人の参加者と対話的に議論することがふさわしい論文を採録します.
ポスター発表原稿に関しては冊子体の予稿集には掲載されませんがDVD予稿集には掲載されます.シンポジウム会期中に大ホールにて「1分間説明」を行う機会はありません.また「インタラクティブ発表賞」の対象にもなりません.
ポスター発表は紙資料(掲示ポスター)を元に行われます.バッテリー駆動の小型機器によるデモビデオの上映程度は許可されますが,会場の電源や,発表割当場所を超えての機材を使ったデモなど,他のポスター発表の妨げになるような行為はご遠慮願います.インタラクティブ発表プログラム委員会の判断により,当日の発表中でも当該ポスター発表を中止いただく場合があります.デモを主体とする発表を希望する場合には,必ずインタラクティブ発表にご応募願います. - 査読方法は,一般講演,インタラクティブ発表,ポスター発表ともに今回はシングル・ブラインド方式(著者は査読者を知ることはできないが,査読者は著者名を承知して査読する)とします.
論文はプログラム委員長・副委員長による査読割り当て,査読担当者の自己申告等により,著者と同一所属機関であるなど利害関係のある査読者が担当とならないように取り扱われます.
査読者は著者名を承知した上で査読しますから,論文中で著者自身の過去の研究からの進歩性が議論の重要な役割を占める場合には,該当する研究発表を参考文献に記すか,論文中で引用してください.
また,査読用投稿論文はそのまま出版できるもの(カメラレディ)として提出願います.採録決定後は原則的に投稿時点の原稿を予稿集出版に使用します.プログラム委員会,実行委員会からの特別の要請がない限り,論文タイトルや査読論文投稿時に登録した著者リストも含め,論文の変更はできませんので,十分ご注意のうえ投稿願います. -
査読付きの論文誌,シンポジウム,国際会議に採録された,または投稿中の論文は当シンポジウムの審査対象としません.投稿中のものであっても(将来採録となる可能性があるため)二重投稿と見なしますので注意してください.
査読のない研究会発表や,他の論文誌や会議等で査読のうえ不採録となった論文を当シンポジウムに投稿するは差し支えありません.ただし,他の論文誌や会議等で不採録となった原因については当シンポジウムの査読でも同様に議論される可能性が高いですので,不採録の際に受け取ったコメント等を十分にふまえて推敲のうえ投稿してください.
インタラクション2009の一般講演発表,インタラクティブ発表のいずれも「査読付きのシンポジウム」です.したがって,インタラクション2009の一般講演発表と,インタラクティブ発表の両方に同内容を投稿した場合には審査対象としませんので注意してください.同一の研究内容で登壇発表とインタラクティブ発表の両方を希望する場合には一般講演発表にデモ希望つきで応募してください.また,手法や設計思想等をインタラクティブに議論することと,デモ発表の両方を希望する場合には,インタラクティブ発表に応募してください.
インタラクティブ発表・ポスター発表の投稿締切は一般講演採否通知より前に到来します.投稿者は発表しようとしている研究を上述のいずれの形態でアピールすることが最善であるかをよく検討し,一般講演,インタラクティブ発表,ポスター発表のいずれか一つのカテゴリに投稿願います. - 一般講演への投稿論文について,その査読の結果,講演プログラム委員会が「登壇講演としては不採録だが,研究内容はインタラクティブ発表・ポスター発表にて議論するほうがふさわしい可能性がある」と判断した場合には,特例的に一般講演への投稿論文を下記のように取り扱うことがあります:
・一般講演採否通知の3日前(12/2.インタラクティブ発表・ポスター発表の投稿締切より後)に,インタラクティブ発表・ポスター発表への再投稿の意思確認の問い合わせをメールにて行います.
・問い合わせ後2日間のうち(12/4締切)に,インタラクティブ発表・ポスター発表への再投稿をするかどうか回答していただきます.回答がいただけない場合には,再投稿の意思はないと判定させていただきます.
・再投稿を希望された著者については,一般講演に応募した内容をインタラクティブ発表・ポスター発表に適した議論に再構成した,インタラクティブ発表・ポスター発表用の論文等を1週間程度の期間(12/11締切)で作成,別途投稿いただきます.
・上記期限内にインタラクティブ発表・ポスター発表用論文を再投稿いただけない場合には,インタラクティブ発表・ポスター発表は自動的に不採録となります.
・この手順にて再投稿いただいた論文も他のインタラクティブ発表・ポスター発表応募論文と同条件で査読審査します.したがいまして「一般講演への投稿からインタラクティ ブ発表・ポスター発表論文に再投稿することがふさわしい可能性がある」と講演プログラム委員会が判断した論文であることによるインタラクティブ発表・ポスター発表での自動的な採録や, 査読上の有利な取り計らいはありません.
・上記のように一般講演不採録からインタラクティブ発表・ポスター発表での再投稿までには極めて短い期間で進行しますので,プログラム委員会からの通知,問い合わせ,論文再投稿に遅滞なく対応できるよう,事前に十分準備願います.
- 一般講演,インタラクティブ発表,ポスター発表,いずれの論文も,カメラレディ原稿を上記締切までに投稿してください.原則的に締切後に著者の都合にて論文を差し替えることはできません.論文タイトル,著者名も含め,十分に推敲した上で投稿願います.
一般講演
一般講演には25件の論文投稿があり、講演プログラム委員会による厳正な審査の結果、8件を採録としました。
- 投稿締切 締め切りました
- 採否通知 2008年12月 5日(金)
- 投稿内容 論文本体(A4版,2段組,8ページ以下)
+展示概要・機材調査表(デモ希望の場合)
インタラクティブ発表
- 投稿締切 締め切りました
- 採否通知 2009年01月13日(火)
- 投稿内容 論文本体(A4版,2段組,2ページ以下)
インタラクティブ発表・ポスター投稿用テンプレート(Microsoft Word 2003,Tex用)
+展示概要(A4版 1枚程度、自由形式)
+機材調査表
ポスター発表
- 投稿締切 締め切りました
- 採否通知 2009年01月13日(火)
- 投稿内容 論文本体(A4版,2段組,2ページ以下)
インタラクティブ発表・ポスター投稿用テンプレート(Microsoft Word 2003,Tex用)
※詳細および最新情報は公式サイト (http://www.interaction-ipsj.org/) をご参照ください.
※会場内が撮影されて公式サイトおよび実行委員会が認めたサイトや出版物に掲載される可能性があります.
一般講演とインタラクティブ発表・ポスター発表の投稿取り扱い
一般講演とインタラクティブ発表ポスター発表は,原則的に独立の論文応募および採否審査を行います.したがいまして一般講演とインタラクティブ発表の両方に,同一著者グループから同じ研究の同じ議論が投稿された場合,二重投稿と見なされる場合がありますのでご注意下さい.
また,今回は著者名が記された状態の論文を査読することとなります.投稿論文のフォーマットにはご注意ください.