文献情報
タイトル | |
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エビングハウスの忘却曲線に沿った単語出現による読書環境の構築 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
![]() 語彙学習の分野においては,未知の単語がどの程度の頻度で出現するかが,学習者の記憶保持や理解に大きく影響すると考えられている.本研究では,大規模言語モデルを活用した新たな英単語学習手法を提案することを目的とする.英単語を学習する際には,一般的に単語帳を使用して英単語と日本語訳を繰り返し目にする方法や,洋書を読みながら文脈とあわせて単語を覚える方法が用いられる.しかし,単語帳を用いる学習法では,単語が実際にどの ように使われるかを習得しにくく,一方で洋書での学習では,単語が繰り返し出てこないために定着しにくいという課題がある.そこで本研究では,エビングハウスの忘却曲線に基づき,覚えたい単語が洋書の中で適切な頻度で再登場するよう設計したシステムを開発した.これにより,学習者は話の流れとともに単語を繰り返し目にすることができ,単語の意味や使い方が記憶に残りやすくなる.最終的に,このシステムを用いることで,ユーザが洋書を読み終える頃には,新出単語を潜在的に学習できるようになることを目指している. |
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雑誌名 | |
インタラクション2025論文集 © 2025 情報処理学会 |
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論文ID | |
1A-06 | |
ページ | |
247-249 | |
発行日 | |
2025年2月23日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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