情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
鳥型ロボットに対する餌やり体験による生命感の検討
著者
  • 中村 海翔(奈良先端大)
  • 秋吉 拓斗(奈良先端大)
  • 澤邊 太志(奈良先端大)
アブストラクト
説明画像

本研究は,餌やり体験インタラクションを通して,ロボットの生命感向上に与える影響を調査することを目的とした.それに伴い,コウテイペンギンの餌やり体験行動を模倣するよう設計されたロボットを開発した.本研究にて開発したロボットは,3Dプリンタで作成した嘴,可動する翼,そして安全な触れ合いを可能にする毛皮の外装を備えている.参加者は「餌やり体験前」と「餌やり体験」の2条件下でロボットと触れ合いを行い,その影響を評価した.その結果,餌やり体験インタラクションがロボットの生命感および心の知覚を高める可能性が示唆された.この結果は,餌やり体験インタラクションが人間とロボットのより深い結びつきを促進し,将来的により生命らしいロボットの設計に寄与する可能性を示唆している.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
1B-30
ページ
358-360
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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