情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
当事者研究を用いた片耳難聴者が人との繋がりを感じるプロダクトの提案
著者
  • 井上 芽依(はこだて未来大)
  • 安井 重哉(はこだて未来大)
アブストラクト
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本稿では,片耳難聴を抱える筆者自身の当事者研究で得られた知見をもとに,片耳難聴者が人との繋がりを感じるプロダクトとしてうさぎを用いたプロダクトを提案した.プロダクト制作にあたり,筆者が片耳難聴の当事者であることから片耳難聴に注目した.当事者研究で得られた「片耳難聴を開示している人と筆者との間でうまれる,音を伝える『触れる』動作が周囲の人との繋がりを感じるきっかけとなること」に焦点を当てた.この開示することでうまれる繋がりから得た感覚を片耳難聴者に共有することで障害を開示することを通して周囲の人との繋がりを感じ,自己開示しやすく理解しやすい環境を作ることを目指す.制作は筆者が当事者であることを生かして,当事者研究のアプローチで行う.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
2B-37
ページ
777-780
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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