情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
生理痛疑似体験装置の開発とそれを用いた生理への共通理解の促進
著者
  • 小田波 優矢(金沢大)
  • 秋田 純一(金沢大)
  • 尾島 恭子(金沢大)
アブストラクト
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近年の男女共同参画社会から「生涯を通じた女性の健康支援」が着目される中で,生理の貧困という課題がある.本研究では,生理に伴う多様な不調を包括的に再現し,非当事者に対して生理の「全体像」を体感的に理解させることを目的とし,生理痛を疑似的に体験する機器を開発した.その機器を用いて,非当事者への生理に着目した女性の健康課題への理解を促進させる体験会やワークショップを実施した.それを通して多様な協力者に体験してもらうことで知見を得た.そこから,本装置が「他者の健康課題に向き合う」ことに有効であり,広範囲な性教育への可能性も示唆された.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
3A-01
ページ
1007-1010
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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