文献情報
タイトル | |
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大規模言語モデルを用いたクイズ出題システムにおけるヒューマンフィードバックによる難易度自動調整の実験 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
![]() 大規模言語モデル(以下LLM)を用いて難易度を設定した歴史分野の選択式クイズを自動生成し,ユーザ側も各問題に対して主観的な難易度を回答することで,システム側が徐々に難易度に対する認識を人間の主観とあわせて調整していくクイズ出題システムの実装を試みた.評価実験においてシステム側の調整効果は確認できなかったが,1) 問題が扱う内容自体の難しさと,選択候補を考慮したときのクイズとしての難しさの相違,2) 回答が主観に依存してしまい客観的な正解が決まらない問題が自動生成されてしまう可能性,などの課題を発見した.LLMはさまざまな分野への適用が模索されているが,このような知見は教育分野におけるパーソナライズ教育や,エンタテインメント分野におけるゲームの難易度のダイナミックな調整などさまざまな分野で活用できる可能性がある. |
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雑誌名 | |
インタラクション2025論文集 © 2025 情報処理学会 |
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論文ID | |
3B-29 | |
ページ | |
1132-1135 | |
発行日 | |
2025年2月23日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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