情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
腱振動刺激による運動錯覚を用いたVR用3自由度操作インタフェース(第2報)?力検出による操作と運動錯覚提示の統合?
著者
  • 田中 叡(電通大/東大)
  • 梶本 裕之(電通大)
アブストラクト
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バーチャルリアリティ(VR)においてユーザの実際の運動を計測してアバタに反映するという現在主流の方式では,転倒の危険など様々な問題が生じる.そのため実際に身体を動かす必要のないVRシステムが研究されており,中でも筆者らは固定された入力装置と腱振動刺激による運動錯覚現象を組み合わせたシステムを提案している.しかし以前の段階では運動錯覚の提示手法が未完成であったため,本稿では以前に提案された力検出によるアバタ操作に加え,アバタ上肢の運動のうち2自由度を,関節角速度に比例した加速度振幅の運動錯覚により提示するシステムを提案する.しかし提案システムを操作してもらう簡易的な予備実験を行った結果,運動錯覚の不安定さや不自然な感覚が示唆されたため,今後は運動感覚提示手法のさらなる改良が必要である.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
3B-42
ページ
1192-1194
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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