情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
金彩技法を用いた陶磁器表面への回路作成
著者
  • 坂田 亮一(キンミライガッキ現代支部)
  • 吉松 駿平(電化工藝)
  • 星川あすか(無所属)
  • 加藤 邦拓(東京工科大)
アブストラクト
説明画像

本稿では金彩技法を用いた陶磁器表面への回路作成手法を報告する.本手法では金液を用いて,皿や器といった市販の陶磁器表面に任意形状のパターンを施す.金液を乾燥させた後に,陶芸窯を用いて焼成することで磁器の表面上にパターンを定着させる.定着したパターンは導電性を持ち,マイコンを接続することでセンサや配線として機能させることができる.本稿では,金彩技法を用いた回路作成によって実装したタッチセンサ,および電気味覚提示用酒器の 2種類の応用例を実装した.また予備実験として実施した,マーカーペン式の金液を用いて作成した回路トレースの抵抗率の計測についても報告する.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
3B-48
ページ
1221-1225
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
E-mail