情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
ワープジェスチャーによるコンテンツ切り替え時間のモデル化と満足度評価
著者
  • 平松 大尚(福山大)
  • 上野 貴弘(福山大)
  • 中道 上(福山大/アンカーデザイン)
アブストラクト
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コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行した際にオンラインツアーが広く導入された.オンラインツアーはバーチャルツーリズム(仮想観光)の一形態であり物理的な移動は行われない.その移動の実感がないことがオンラインツアーの満足度が得られない要因として考えられる.そのため移動する際の臨場感や到着した際の達成感を提供することでオンラインツアーの満足度を提供できると考えた.そこで本研究ではオンラインツアーの新たな移動方法としてワープジェスチャーを提案する.ワープジェスチャーとは手を上げて下げるジェスチャーで,手を上げている間ワープ動画が再生される.本研究では,距離ごとのワープ時間アンケートをもとに,ワープ時間のモデル化を行った.その後,ワープ時間の計測実験を行い移動する臨場感,到着した達成感を評価してもらい,ワープジェスチャーの評価を行った.実験の結果,手を上げて下げるパターンが最も臨場感,達成感が高い結果となった.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
3P-70
ページ
1310-1315
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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