文献情報
タイトル | |
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犬の散歩中の飼い主の視線行動分析:犬の散歩経験の違いから | |
著者 | |
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アブストラクト | |
![]() 我々は散歩中の犬と飼い主のコミュニケーションを理解する第一歩として,1頭の犬の2人の飼い主の視線行動をウェアラブル型の視線計測装置で記録した.そして,それらの記録映像中に映る犬の位置を特定するため,YOLOv8xに強化学習を行い,訓練済みモデルを取得した.この訓練済みモデルはYOLOの検証機能により高い精度を示し,このモデルを用いて映像内の犬の位置と飼い主の視点距離を求めた.加えて,この距離データの応用可能性も探った.本研究の対象となった犬には散歩中の拾い食い癖があり,2人の飼い主とも拾い食い癖を気にしながら散歩をしているものの,日常的に散歩をさせていない飼い主が散歩した際により拾い食いをしてしまうことが多い印象があると証言があった.収集したデータを分析した結果,散歩経験が多い飼い主は犬の少し先の行動を予測するような視線行動をとっていたことが示唆された.今後はさらにデータを収集し,それらのデータを多角的に分析していく予定である. |
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雑誌名 | |
インタラクション2025論文集 © 2025 情報処理学会 |
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論文ID | |
3P-74 | |
ページ | |
1331-1336 | |
発行日 | |
2025年2月23日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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